井の中の蛙、大海を知る。

新生活は辛い。

凡人。

入学式から約二週間経ちました。
私はこの春、所謂「トップ高」と呼ばれる県立高校に入学しました。その高校の名は県内の人だったら大抵知っているくらい有名な進学校です。
私は大して賢いわけでも地頭が良かったわけでもなかったのですが、猛勉強の末になんとか合格を掴み取りました。
校則も定められておらず生徒主体の自由な校風に憧れ、私は希望に満ち溢れていました。
しかし私は辛いです。
私には何もありません。何の特徴も、特技も。
高校には沢山何かを持った人達がいました。
野球やサッカーで九州大会に出場した人、ラグビーで全国制覇の経験がある人、ヨットの日本代表など同じクラスの人達だけでもとんでもない人が集まってるわけです。勿論その中には推薦で合格してきた人もいます。
それに比べ、私は。水泳をやっていました。が、県大会落ち。何も自慢できることはありません。
そして入学式の次の日、校内での実力テストがありました。私は全教科平均点前後の点数しか獲れませんでした。
情けない。醜い。
こんな自分は初めてでした。今まで人を見下してきた「勉強」という分野においても通用せず私の価値は無くなってしまったことを痛感しました。
分かっていました。分かっていたつもりでした。自分の頭も高校ではそこまで良いわけではないことも。分かっていてもいざ結果を見ると辛いものです。
どうすれば良いのでしょうか。私は価値のある人間なのでしょうか。